一人ぼっちの漫画工場

まず兵器は個別の兵器を考えるのではなく
「全体をデザインしてそこから考える」必要があります。
要するに戦車がどうとか軍艦がどうとかじゃなくて
「軍」全体で目的を設定しそれを可能にする必要な要素を明確にしてから
それを実現するために必要なモノを考えるわけですね。

というわけで全体デザイン

目的
「将来にわたる専守防衛及び敵基地攻撃による無力化」

想定される脅威
「弾道弾、巡航ミサイル、ステルス戦闘機、特殊部隊による破壊工作、多数の艦艇による人海戦術など」

必要要素
「あらゆる侵入を感知する感知網とそれに対して即座に迎撃し破壊できる瞬間的火力。
それらを安価かつ効率的かつ確実に行えるシステム。」


現状
「必要最低限は確保されているが万全ではなく
将来の中国などの軍事増強についていけるかどうかは極めて怪しい。」



案
「よって将来にわたり順次更新可能かつ人員負担をあまり増やさず
現状の自衛隊の能力を全面的にサポートする無人自衛隊の設立を提案する」



基本要素
「超長期間にわたって空と海と陸で広域を監視する
空中レーダー、及び赤外線センサー網、およびソーナーシステムと
それを保有する無人機の作成。
そして発見した脅威を即座に破壊する高出力レーザーと
ミサイルを迎撃するための小型高精度、汎用迎撃ミサイルの開発。」


具体案
「無人電波迷彩飛翔体」
ステルス性を持つ大型無人機にコンフォーマルレーダーなどを搭載。
内部空間は余裕をもって作成し、爆装から強力なレーダー、
高出力レーザー、ミサイル類まで必要に応じて順次更新できる
「汎用プラットホーム」を作成する。
低速で長時間飛び、大きなペイロードを持つことを目的とし
機動力は求めない。
敵、空対空、地対空ミサイルに対しては
高出力レーザー、およびマイクロ波妨害装置、および迎撃誘導弾にて迎撃対処する。

「高速型無人電波迷彩飛翔体」
戦闘機に追従、もしくは戦闘機やＡＷＡＣＳから操作する事を前提にした
上記飛翔体の高速型。
戦闘機程度のサイズと同等のエンジンを持ち
戦闘機の露払い、対レーダー基地攻撃などを行う。


「無人水中ソナーシステム」
大型無人潜水艦の類で
主な役割は水中ソナー。
魚雷、対空ミサイルの発射。
常時海面に電波受信用ブイを浮かせており
極めて探知しにくい護衛艦として
海中から対空ミサイルや対地、対艦ミサイルを発射し
イージス艦や無人飛翔体の「弾薬庫」として活動する。
無人なので対潜哨戒機や対潜ヘリに対しても容赦なく攻撃を仕掛けることが可能。
ペイロードは余裕をもって作成され、
ユニット化により容易く兵装などの更新が可能。


「新弾道弾迎撃システム」

随時宇宙空間にＣＯＩＬ高出力レーザー発振装置を打ち上げ
宇宙空間で空気減衰なしのレーザー迎撃によって弾道弾を破壊する。
ＰＡＣ３に二次元方向機動ロケットを追加し
あらゆる地点にＰＡＣ３を即時配備する機動ＰＡＣ３ともいうべき終末防御システムなどを
現状のＭＤに追加する。



「誘導弾無人機」

ミサイルの精度とロケットの価格と数を実現するＵＡＣＶ。
ロケット弾を誘導する高性能ＵＡＶを回収再利用することによって
極めて高性能かつ安価な「ミサイル飽和爆撃」を実現する。
歩兵相手に使っても惜しくない安価さにより人海戦術にも対応。
クラスター爆弾、対人地雷の破棄によって失われた水際防御能力を高度に復活させる。
マイクロミサイルと違い大型のミサイルを安価に製造可能。
多数の艦船や歩兵部隊などに対しても正確かつ広範囲な制圧爆撃を行える。


「戦術自動無人偵察機」
球形飛行体の進化版。
10機ほどをワンセットにしてトラックでもなんでもいいので現地に運び
パソコン一つで索敵範囲を指示すれば全自動でマッピングしながら侵入可能箇所全てに
勝手に侵入し赤外線やビデオ映像で指定範囲をくまなく索敵する。
予め行動をプログラムしておけばボタン一つで勝手に偵察してくれるので
あらゆる車両に搭載可能。



これら無人自衛隊機は自衛隊含めすべてネットワークでつながっており
どれが発見した目標であっても即座に近くの何かが攻撃可能。
レーダーを持たない兵器でも全部のレーダーの情報を利用できる。
こうすることで日本全土を覆う巨大バリアを生成し
将来の軍事力の変化にも柔軟に対応する。

諸外国同様に軍事費をＧＤＰ比約２％にすることで
これらの研究開発、および取得費用とする。

どやっ!!




・・・・・・だめ・・・・・？（上目使い）