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面白い漫画のための要素を考えてみる
ふと思いついたんで備忘録的に。
「面白い漫画」に共通する要素は何かというのを聞かれたとき
私は「オーラのあるマンガ」と表現します。
なんというか話の展開も設定もありきたりだし台詞回しが特にぶっ飛んでるわけでもないけど
無性に面白い漫画ってのがありそういうのはほぼ例外なく売れてます。
この「オーラ」というのが何かというのをちょっと論理でできるとこまで考えてみたいと思います。
まぁ上手く説明できねーから「オーラ」って言い方してるんだけども。
まず例題として「桃太郎」をあげてみましょう。
名作ですが一般的に漫画を読む年齢層が読んで面白いもんではありません。
ではこれを漫画にしたとき何を改変をすれば一番面白くなるか?
基本ストーリーと登場人物は変わりません。
それを要素ごとに改編した場合
一番面白くなる要素を明確にするために
変更点を箇条書きにしていきたいと思います。
「絵が超美麗な桃太郎」
・・・・多分一回読んだらというか絵を眺めたらもう満足ですね。
「話にこだわった桃太郎」
犬猿キジを仲間にする際に駆け引きやドラマや過去があるんでしょう。
まぁ面白いっちゃ面白いとおもいます。
「設定にこだわった桃太郎」
実は鬼が島はどうこうで~桃から生まれた秘密は~といった感じでしょうか。
まぁ面白いっちゃ面白いです。それほどでもないけど。
「言い回しがブラックラグーンな桃太郎」
キジ「よぉ。桃の字。鬼退治に行くんだって?物好きな野郎だ。
神がお留守の肥溜めみてぇな島へ
わざわざケツに金棒に突っ込まれに行くってんだからな」
桃「かわいそうに鳥頭が。雉も鳴かずば撃たれまいってママに教わらなかったか」
犬「ヘイ。そこまでだ。取引ってやつぁcoolにやるもんだ。それで世はこともなし。そうだろ?ピーチボーイ」
・・・・・大分面白いと思います。
「心理描写がカイジ並みに詳細な桃太郎」
(ばかなっ・・・キビ団子3つ要求・・・だと・・・!?
ありえないっ・・・強欲っ・・・この猿・・・強欲・・・っ
応じるわけにはわけにはいかない・・・っ
コイツに3つくれてやれば当然犬も同じ数を要求してくる・・・っ
キビ団子が鬼が島到着前に尽きる・・・っ確実に・・・っ!!)
うん。普通に読みたいです。
とりあえず列挙した中では
心理描写を徹底した桃太郎が一番面白いと思います。
次点で言い回しが面白い桃太郎。
ストーリーや設定は2の次って感じですね。
これは心理描写というのが
漫画のキャラクターに共感させる為の最重要要素だからではないかと思います。
つまり1にキャラクターに対する感情移入
2に雰囲気(言い回しなど)
漫画が面白くないとしたらそれは大体の場合「感情移入できない」
「雰囲気がありきたりで特に何も感じない」場合が多いように思われます。
というわけでまず「十分な心理描写」
これは別にカイジっぽく台詞で語れということではなく
何を感じているのかがしっかり伝わるように表情やしぐさなど様々な要素で
キャラクターの心理を描写し感情移入させるってことですね。
そして「雰囲気」。
こればっかりは論理がおよぶ所じゃないので
あまり具体的なことは言えませんが
台詞回しから絵の雰囲気まで含めて
「何か目に留まり人を引きつける様な雰囲気を醸し出すこと」が重要と言えるかと思います。
せいぜい言えるとしたら「引出しを多く持つ」くらいでしょうか。
うーん・・・やっぱ雰囲気はその人の人間性や感性からにじみ出る物なので
具体的なことは言いようがないですね。
「乙嫁語り」なんかただの風景だけでガッツリハートつかんできますし。
風景だけで人の心をつかむ方法論を確立せよと言われてもちょっと無理めだな。
多分心理学的に細かく分析したら要素の抽出ができるんだろうとは思うけど
心理学とか門外漢だし。
あ、文字にしてみて一周回ってもやっぱ無理だった。
「面白い漫画」に共通する要素は何かというのを聞かれたとき
私は「オーラのあるマンガ」と表現します。
なんというか話の展開も設定もありきたりだし台詞回しが特にぶっ飛んでるわけでもないけど
無性に面白い漫画ってのがありそういうのはほぼ例外なく売れてます。
この「オーラ」というのが何かというのをちょっと論理でできるとこまで考えてみたいと思います。
まぁ上手く説明できねーから「オーラ」って言い方してるんだけども。
まず例題として「桃太郎」をあげてみましょう。
名作ですが一般的に漫画を読む年齢層が読んで面白いもんではありません。
ではこれを漫画にしたとき何を改変をすれば一番面白くなるか?
基本ストーリーと登場人物は変わりません。
それを要素ごとに改編した場合
一番面白くなる要素を明確にするために
変更点を箇条書きにしていきたいと思います。
「絵が超美麗な桃太郎」
・・・・多分一回読んだらというか絵を眺めたらもう満足ですね。
「話にこだわった桃太郎」
犬猿キジを仲間にする際に駆け引きやドラマや過去があるんでしょう。
まぁ面白いっちゃ面白いとおもいます。
「設定にこだわった桃太郎」
実は鬼が島はどうこうで~桃から生まれた秘密は~といった感じでしょうか。
まぁ面白いっちゃ面白いです。それほどでもないけど。
「言い回しがブラックラグーンな桃太郎」
キジ「よぉ。桃の字。鬼退治に行くんだって?物好きな野郎だ。
神がお留守の肥溜めみてぇな島へ
わざわざケツに金棒に突っ込まれに行くってんだからな」
桃「かわいそうに鳥頭が。雉も鳴かずば撃たれまいってママに教わらなかったか」
犬「ヘイ。そこまでだ。取引ってやつぁcoolにやるもんだ。それで世はこともなし。そうだろ?ピーチボーイ」
・・・・・大分面白いと思います。
「心理描写がカイジ並みに詳細な桃太郎」
(ばかなっ・・・キビ団子3つ要求・・・だと・・・!?
ありえないっ・・・強欲っ・・・この猿・・・強欲・・・っ
応じるわけにはわけにはいかない・・・っ
コイツに3つくれてやれば当然犬も同じ数を要求してくる・・・っ
キビ団子が鬼が島到着前に尽きる・・・っ確実に・・・っ!!)
うん。普通に読みたいです。
とりあえず列挙した中では
心理描写を徹底した桃太郎が一番面白いと思います。
次点で言い回しが面白い桃太郎。
ストーリーや設定は2の次って感じですね。
これは心理描写というのが
漫画のキャラクターに共感させる為の最重要要素だからではないかと思います。
つまり1にキャラクターに対する感情移入
2に雰囲気(言い回しなど)
漫画が面白くないとしたらそれは大体の場合「感情移入できない」
「雰囲気がありきたりで特に何も感じない」場合が多いように思われます。
というわけでまず「十分な心理描写」
これは別にカイジっぽく台詞で語れということではなく
何を感じているのかがしっかり伝わるように表情やしぐさなど様々な要素で
キャラクターの心理を描写し感情移入させるってことですね。
そして「雰囲気」。
こればっかりは論理がおよぶ所じゃないので
あまり具体的なことは言えませんが
台詞回しから絵の雰囲気まで含めて
「何か目に留まり人を引きつける様な雰囲気を醸し出すこと」が重要と言えるかと思います。
せいぜい言えるとしたら「引出しを多く持つ」くらいでしょうか。
うーん・・・やっぱ雰囲気はその人の人間性や感性からにじみ出る物なので
具体的なことは言いようがないですね。
「乙嫁語り」なんかただの風景だけでガッツリハートつかんできますし。
風景だけで人の心をつかむ方法論を確立せよと言われてもちょっと無理めだな。
多分心理学的に細かく分析したら要素の抽出ができるんだろうとは思うけど
心理学とか門外漢だし。
あ、文字にしてみて一周回ってもやっぱ無理だった。
コメント
No title
No title
ねー。なんなんでしょうねあれ。
雰囲気というかオーラというか・・・・
ブラックラグーン読みましたw
まぁあのネタは誰でも思いつきますのでw
雰囲気というかオーラというか・・・・
ブラックラグーン読みましたw
まぁあのネタは誰でも思いつきますのでw
No title
コブラでおなじみの寺沢武一さんの言葉だったと思うのですが
「SFとは古い酒を新しいびんに詰め込んだ物だ。」と言った言葉を思い出しました。
もう何十年前なのでそれに前後する言葉は忘れてしまってますが(歳がばれますね)
カイジのような桃太郎も惹かれる物がありますが「ゴルゴ13」や「あしたのジョー」のような桃太郎も見てみたい気がします。
心理学?
交渉術の基本で教わった事はありますが、全く覚える事が出来ませんでした。
貴兄のような仕事だと学んで置いて損はないと思いますがはまってしまうと作品の作風が変わりかねないのでご注意を。
「SFとは古い酒を新しいびんに詰め込んだ物だ。」と言った言葉を思い出しました。
もう何十年前なのでそれに前後する言葉は忘れてしまってますが(歳がばれますね)
カイジのような桃太郎も惹かれる物がありますが「ゴルゴ13」や「あしたのジョー」のような桃太郎も見てみたい気がします。
心理学?
交渉術の基本で教わった事はありますが、全く覚える事が出来ませんでした。
貴兄のような仕事だと学んで置いて損はないと思いますがはまってしまうと作品の作風が変わりかねないのでご注意を。
No title
まぁ大体の作品はそうですよね^^;
ゴルゴ13みたいな桃太郎・・・
桃「依頼を聞こうか」
村人「はっ・・・あなたが・・・」
桃「振り向くな。要件を言え」
「は、ハイ実は鬼が島で鬼が・・・」
見た目的には必殺仕事人だなw
ゴルゴ13みたいな桃太郎・・・
桃「依頼を聞こうか」
村人「はっ・・・あなたが・・・」
桃「振り向くな。要件を言え」
「は、ハイ実は鬼が島で鬼が・・・」
見た目的には必殺仕事人だなw
No title
毎回思いますけどペプシかんけーねーっすねww
No title
まあ、御伽噺はお手本というか基礎フレームというか秘伝のスープというか・・・
そして己の人生の生き様という出汁を混ぜて(もういい)
あと全然関係ないんですけど、地元でやってる
木曜日限定の居酒屋のCMのフレーズ
「●●の居酒屋○○は本日、定休日です!」ドン!
ちなみに他の曜日にはCMしてませんw
そして己の人生の生き様という出汁を混ぜて(もういい)
あと全然関係ないんですけど、地元でやってる
木曜日限定の居酒屋のCMのフレーズ
「●●の居酒屋○○は本日、定休日です!」ドン!
ちなみに他の曜日にはCMしてませんw
No title
定休日だけCMとは上手いですねw
気になるし定休日にこられることもないしww
気になるし定休日にこられることもないしww
No title
ハンターとか見てると、絵の上手さは漫画の面白さに貢献するけど決して主要要素ではない気はする。
(ハンターの人は今の絵柄が雑なだけで、下手ではない事は承知していますが)
今までの人生で一番無心になって読み漁ったのは手塚治虫のブッタだった気がする。
……ブッタのどこにそこまで惹かれたのか自分でも良くわからない。
話でも心理描写でもないとは思うのだけど…
(ハンターの人は今の絵柄が雑なだけで、下手ではない事は承知していますが)
今までの人生で一番無心になって読み漁ったのは手塚治虫のブッタだった気がする。
……ブッタのどこにそこまで惹かれたのか自分でも良くわからない。
話でも心理描写でもないとは思うのだけど…
No title
それが・・・私の言うとこの「オーラ」ってやつっすよ・・・・
ブッダは心理描写もすごいけど
なんかみんなハゲだし昔話みたいな内容ばっかだし
あれ俺が書いたら絶対売れねぇと確信できますw
ブッダは心理描写もすごいけど
なんかみんなハゲだし昔話みたいな内容ばっかだし
あれ俺が書いたら絶対売れねぇと確信できますw
No title
厚さんならハゲでも全然いけますよ?w
女性キャラ以外すべてハゲにしてみるとか
女性キャラ以外すべてハゲにしてみるとか
No title
ワンパンマン(ウェブ原作)
ワンパンマン(YJ版)
地上最大のロボット(手塚版)
PLUTO(浦沢直樹版)
BJ(手塚版)
BJ青き未来(岩明均/中山昌亮版)
をそれぞれ比較して何らかの答えは出ないだろうか?
と、思って比較したら両方とも面白いという答えしか言語化できなかった我が頭脳。
あと、男のスキンヘッドキャラはあり、女性は無し。
男にとって髪は長い友ですが、女の髪は命です。
ワンパンマン(YJ版)
地上最大のロボット(手塚版)
PLUTO(浦沢直樹版)
BJ(手塚版)
BJ青き未来(岩明均/中山昌亮版)
をそれぞれ比較して何らかの答えは出ないだろうか?
と、思って比較したら両方とも面白いという答えしか言語化できなかった我が頭脳。
あと、男のスキンヘッドキャラはあり、女性は無し。
男にとって髪は長い友ですが、女の髪は命です。
No title
燈馬 さん>
マジで誰が喜ぶんすかwwww
名無しBさん>
その辺は両方面白いっすよね^^;
マジで誰が喜ぶんすかwwww
名無しBさん>
その辺は両方面白いっすよね^^;
No title
ブラックラグーンもそうだけど台詞回しとかキャラ造りが異常にセンスある人ってたまにいますよね
武装錬金の異常者キャラとかメイドガイの韻を踏んだ口上とかネウロの風刺とか見てると、きっとセンスってこういう事を指す言葉なんだろうなって感じます
武装錬金の異常者キャラとかメイドガイの韻を踏んだ口上とかネウロの風刺とか見てると、きっとセンスってこういう事を指す言葉なんだろうなって感じます
No title
ほんとにあの辺はまねできないっすねぇ・・・・^^:
面白い漫画に出会うよりも、読んでいて苦痛の漫画に出会うほうが多いこの頃
No title
ハードル高いっすねー。
割り切って要求レベルを下げてみると楽しめる漫画が増えますよ^^
割り切って要求レベルを下げてみると楽しめる漫画が増えますよ^^
コメントの投稿
心理描写というか、味のある漫画ってのは何度読んでも飽きないですよね。
他には、独自の世界観のある漫画といいますか、流行ってるからウケるようなもの作ってみました的なものではない作品。
あと最初面白かったのに、無理やり引き伸ばされて晩節を汚してしまう漫画というのが多いのはもったいないですよね。(某ジャ〇プ系に多いのですが)
池波正太郎原作の「鬼平犯科帳」「仕掛人藤枝梅安」なんかで、原作ストック分の漫画は、面白かったんですが、同じ脚本家の先生が入って作画も同じで、キャラクターも舞台設定も同じなのに急に空気が変わってしまったんですよね。
味がなくなった、というか。
本当に、曰く言い難しって感じです。
そういえば、「ブラックラグーン」最新刊のおまけ漫画でプリベルを意識したんじゃないかなwってネタがあったんですが、「プリベル」もいわゆる独自のジャンルですねw