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財政破綻リスクに関する質問主意書
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-549.html
経済はとても簡単です
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-550.html
手塚で分かる日本のハイパーインフレ
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-551.html
けーざいって簡単最終回
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-556.html
試してみよう経済ごっこ
初心者の方はどうぞ↑
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_shitsumon.htm
財政破綻リスクに関する質問主意書
財政破綻リスクに関する質問主意書
提出者 城内 実
--------------------------------------------------------------------------------
財政破綻リスクに関する質問主意書
平成二十二年六月二十二日に、平成二十三~二十五年度の歳入・歳出の骨格を示す「中期財政フレーム」を含む中長期的な財政健全化の道筋を示す「財政運営戦略」が閣議決定され、『財政運営戦略概要』(以下概要という)の中に、以下のように述べられている。
2.財政破綻リスクへの断固たる対応
現状を放置して、ギリシャ等のように財政破綻に陥るようなことがないようにしなければならない。仮に、そのような状態になれば、財政自主権が失われ、社会保障サービス等の水準が大きく低下し、経済や国民生活に多大な悪影響。
また、菅直人総理大臣も平成二十三年一月八日に「このまま赤字国債を発行するような状態は、二年先は無理だ」と発言(以下総理の発言という)している。これらのことに関して、以下質問する。
一 概要の中に財政破綻とある。これは国の借金が返済不能になるということを意味していると考えるが見解如何。
二 企業の破綻と言えば、債権の放棄が発生する。国の財政が破綻すると、国債は紙くずになると考えるが見解如何。
三 国債が財政破綻により将来紙くずになる可能性があるのであれば、国債を売る際に購入者にその危険性を理解してもらう必要があると考えるが見解如何。
四 国が元本保証するから支払いは問題無いとの見解かもしれないが、財政破綻の可能性があるならその保証は信じられない。過去においても、事実上国債が紙くずになった例があると考えるが見解如何。
五 日銀が市場から国債を買うことにより、事実上政府の財政赤字を日銀が引き受けるのと同等の効果を生じさせることができる。実際、アメリカ連邦準備銀行(FRB)は約一.三兆ドルの米国債を購入し、米国政府の財政赤字を事実上引き受けた。日本政府がこのような方法を許すのであれば、日本の財政破綻は起こりえないと考えるが見解如何。
六 日銀が国債を購入すると、過度のインフレになるという説もあるが、アメリカでは過度のインフレの恐れよりも、むしろデフレの恐れがあり、日本のようにならないようにと神経を使っていると言われている。この例を見ても、日銀が国債を購入するだけで、すぐに過度なインフレになるとは言えず、むしろデフレ脱却の期待が膨らむのではないかと考えるが見解如何。
七 前述の概要の中に、「財政自主権が失われ」とある。これは日本がIMFの支配下に入るという意味と考えるが見解如何。
八 IMFは、外国から借金をしている国において借金の返済が不能になっている場合に、自国通貨を発行させ、それをドルや円などの国際通貨と交換することにより返済を助けている。日本は外貨を十分持っており、IMFへの出資金も世界第二位である。しかも円が国際通貨であるために、IMFの行う交換は全く意味をなさない。つまり現在の国の借金を放置すれば、財政自主権が失われるという表現は正しくないと考えるが見解如何。
九 前掲の総理の発言であるが、赤字国債発行が二年先は無理というのであれば、赤字国債に替わる案があるということだと考えるが見解如何。
十 一月二十一日に内閣府から、経済財政の中長期試算が発表されている。そこに示されているのは、二年先には赤字国債の発行を止めるというのでなく、赤字国債は少なくとも平成三十五年度まで出し続けるというシナリオである。このシナリオは総理の発言と矛盾すると考えるが見解如何。
十一 経済財政の中長期試算で例えば成長戦略シナリオによれば、平成三十五年度には国債費が税収を上回る。国民が納める税収のすべてを使っても国債費を払うことができなくなるという経済は、正常ではないと考えるが見解如何。
右質問する。
まぁ要するに
「お前ら財政破綻って意味分かってる?
日本どうやって破綻すんの?
IMFとかないよ?
お前らの破綻の定義って何?」という質問です。
平成二十三年二月十日受領
内閣衆質一七七第四〇号
平成二十三年二月十日
内閣総理大臣 菅 直人
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員城内実君提出財政破綻リスクに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
--------------------------------------------------------------------------------
衆議院議員城内実君提出財政破綻リスクに関する質問に対する答弁書
一について
御指摘の「財政破綻」は、財政状況が著しく悪化し、財政運営が極めて困難となる状況について記述したものである。
二から四までについて
国債の元金償還及び利子支払については、政府が責任を持って行うこととしている。
五及び六について
日本銀行は、市場への安定的な資金供給のため長期国債の買入れを行っているが、これは、国債価格の買支えや財政赤字のファイナンスを目的としたものではないと承知している。なお、財政法(昭和二十二年法律第三十四号)第五条は、公債の日本銀行による引受けを原則として禁止している。これは、戦前・戦中に財政需要を満たすために多額の公債を日本銀行による引受けにより発行した結果、急激なインフレが生じたことへの反省に基づき規定されたものである。
また、政府としては、日本銀行において、我が国経済がデフレから脱却し、物価安定の下での持続的な経済成長経路へ復帰することが重要な課題であると認識し、金融緩和措置を講じているものと承知しており、「包括的な金融緩和政策」(平成二十二年十月五日日本銀行政策委員会・金融政策決定会合決定)の一環として資産買入れ等の基金による長期国債の買入れ等を行っていると承知している。
七及び八について
御指摘の「財政自主権が失われ」とは、必ずしも御指摘のような意味ではなく、財政運営が極めて困難となり、財政運営の自由度が失われる状況について記述したものである。
九について
御指摘の発言は、国債発行に過度に依存した財政運営はもはや困難との認識を示したものである。
十について
御指摘の「経済財政の中長期試算」(平成二十三年一月二十一日内閣府公表。以下「中長期試算」という。)は、計量経済モデルを用いて、一定の前提に基づき行っているものであり、中長期試算における各年度の歳出と税収等との差額が、そのまま当該年度における新規国債発行額になることを示しているものではないが、政府としては、「財政運営戦略」(平成二十二年六月二十二日閣議決定)に沿って、平成二十四年度以降の新規国債発行額について、財政健全化目標の達成へ向けて着実に縮減させることを目指し、抑制に全力を挙げることとしている。
なお、御指摘の総理の発言については、九についてで述べたとおりである。
十一について
中長期試算の成長戦略シナリオにおいては、名目長期金利の上昇等を反映して、平成三十五年度の国債費は大幅に増加することとなっており、結果として税収を上回る形となっている。このことは、成長率が高い成長戦略シナリオにおいても、平成三十五年度の財政状況は深刻であることを示している。
上記質問に対して
「財政破綻ってゆーのは・・・・
IMF管理になるとかじゃなくてぇ・・・
えっとなんかよくわからないんだけど
とにかく財政悪化で運営が困難になる?みたいな?
日銀に引き受けさせると戦後のインフラはズタズタ
生産設備ボロボロ日本中焼野原の時みたいに
ハイパーインフレになっちゃうから駄目なのぉ。
今生産能力過剰でデフレってことは秘密にしといてね。
100パーセント返せる自分からの借金でも
だってほら1000兆とかあるし?
わかんないけどなんかやばい気がするから財政再建に全力を挙げるのぉ。」
うわぁv素人以下だねこの国のトップって。
死ねよ。
全くの素人ですって方は一つだけ覚えておいてくださいね。
日本政府の借金は自国からの自国通貨での借金
「自分からの借金」であり
「自分からの借金」は「その額がいくらだろうと」
「財政が悪い」ことにはなりません。
なぜなら100パーセント返せるから。
返すのが苦しくないから。
「債権者である国民から徴税できる」政府は破綻しようがないから。
サラ金に返すための金を当のサラ金からむしれるようなものだから。
何をどう間違おうが最悪でもお金刷って返せばいいだけだから。
結局国内で循環させてるだけの話でしかないから。
財政破綻とは「外国に借りた金を返せなくなった」状態。
財政が深刻とは「外国に借りた金を返すのが苦しくて危険」な状態。
財政悪化とは「外国に借りた金を返すのが苦しくなる」こと。
日本はこんな地点から
世界で一番遠い金貸しお金持ち国です。
つまり総理大臣は存在しない「右側の危機から逃れる」ために
「左側で事故を起こしあそばされようとしている」ってことです。
経済はとても簡単です
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-550.html
手塚で分かる日本のハイパーインフレ
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-551.html
けーざいって簡単最終回
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-556.html
試してみよう経済ごっこ
初心者の方はどうぞ↑
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_shitsumon.htm
財政破綻リスクに関する質問主意書
財政破綻リスクに関する質問主意書
提出者 城内 実
--------------------------------------------------------------------------------
財政破綻リスクに関する質問主意書
平成二十二年六月二十二日に、平成二十三~二十五年度の歳入・歳出の骨格を示す「中期財政フレーム」を含む中長期的な財政健全化の道筋を示す「財政運営戦略」が閣議決定され、『財政運営戦略概要』(以下概要という)の中に、以下のように述べられている。
2.財政破綻リスクへの断固たる対応
現状を放置して、ギリシャ等のように財政破綻に陥るようなことがないようにしなければならない。仮に、そのような状態になれば、財政自主権が失われ、社会保障サービス等の水準が大きく低下し、経済や国民生活に多大な悪影響。
また、菅直人総理大臣も平成二十三年一月八日に「このまま赤字国債を発行するような状態は、二年先は無理だ」と発言(以下総理の発言という)している。これらのことに関して、以下質問する。
一 概要の中に財政破綻とある。これは国の借金が返済不能になるということを意味していると考えるが見解如何。
二 企業の破綻と言えば、債権の放棄が発生する。国の財政が破綻すると、国債は紙くずになると考えるが見解如何。
三 国債が財政破綻により将来紙くずになる可能性があるのであれば、国債を売る際に購入者にその危険性を理解してもらう必要があると考えるが見解如何。
四 国が元本保証するから支払いは問題無いとの見解かもしれないが、財政破綻の可能性があるならその保証は信じられない。過去においても、事実上国債が紙くずになった例があると考えるが見解如何。
五 日銀が市場から国債を買うことにより、事実上政府の財政赤字を日銀が引き受けるのと同等の効果を生じさせることができる。実際、アメリカ連邦準備銀行(FRB)は約一.三兆ドルの米国債を購入し、米国政府の財政赤字を事実上引き受けた。日本政府がこのような方法を許すのであれば、日本の財政破綻は起こりえないと考えるが見解如何。
六 日銀が国債を購入すると、過度のインフレになるという説もあるが、アメリカでは過度のインフレの恐れよりも、むしろデフレの恐れがあり、日本のようにならないようにと神経を使っていると言われている。この例を見ても、日銀が国債を購入するだけで、すぐに過度なインフレになるとは言えず、むしろデフレ脱却の期待が膨らむのではないかと考えるが見解如何。
七 前述の概要の中に、「財政自主権が失われ」とある。これは日本がIMFの支配下に入るという意味と考えるが見解如何。
八 IMFは、外国から借金をしている国において借金の返済が不能になっている場合に、自国通貨を発行させ、それをドルや円などの国際通貨と交換することにより返済を助けている。日本は外貨を十分持っており、IMFへの出資金も世界第二位である。しかも円が国際通貨であるために、IMFの行う交換は全く意味をなさない。つまり現在の国の借金を放置すれば、財政自主権が失われるという表現は正しくないと考えるが見解如何。
九 前掲の総理の発言であるが、赤字国債発行が二年先は無理というのであれば、赤字国債に替わる案があるということだと考えるが見解如何。
十 一月二十一日に内閣府から、経済財政の中長期試算が発表されている。そこに示されているのは、二年先には赤字国債の発行を止めるというのでなく、赤字国債は少なくとも平成三十五年度まで出し続けるというシナリオである。このシナリオは総理の発言と矛盾すると考えるが見解如何。
十一 経済財政の中長期試算で例えば成長戦略シナリオによれば、平成三十五年度には国債費が税収を上回る。国民が納める税収のすべてを使っても国債費を払うことができなくなるという経済は、正常ではないと考えるが見解如何。
右質問する。
まぁ要するに
「お前ら財政破綻って意味分かってる?
日本どうやって破綻すんの?
IMFとかないよ?
お前らの破綻の定義って何?」という質問です。
平成二十三年二月十日受領
内閣衆質一七七第四〇号
平成二十三年二月十日
内閣総理大臣 菅 直人
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員城内実君提出財政破綻リスクに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
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衆議院議員城内実君提出財政破綻リスクに関する質問に対する答弁書
一について
御指摘の「財政破綻」は、財政状況が著しく悪化し、財政運営が極めて困難となる状況について記述したものである。
二から四までについて
国債の元金償還及び利子支払については、政府が責任を持って行うこととしている。
五及び六について
日本銀行は、市場への安定的な資金供給のため長期国債の買入れを行っているが、これは、国債価格の買支えや財政赤字のファイナンスを目的としたものではないと承知している。なお、財政法(昭和二十二年法律第三十四号)第五条は、公債の日本銀行による引受けを原則として禁止している。これは、戦前・戦中に財政需要を満たすために多額の公債を日本銀行による引受けにより発行した結果、急激なインフレが生じたことへの反省に基づき規定されたものである。
また、政府としては、日本銀行において、我が国経済がデフレから脱却し、物価安定の下での持続的な経済成長経路へ復帰することが重要な課題であると認識し、金融緩和措置を講じているものと承知しており、「包括的な金融緩和政策」(平成二十二年十月五日日本銀行政策委員会・金融政策決定会合決定)の一環として資産買入れ等の基金による長期国債の買入れ等を行っていると承知している。
七及び八について
御指摘の「財政自主権が失われ」とは、必ずしも御指摘のような意味ではなく、財政運営が極めて困難となり、財政運営の自由度が失われる状況について記述したものである。
九について
御指摘の発言は、国債発行に過度に依存した財政運営はもはや困難との認識を示したものである。
十について
御指摘の「経済財政の中長期試算」(平成二十三年一月二十一日内閣府公表。以下「中長期試算」という。)は、計量経済モデルを用いて、一定の前提に基づき行っているものであり、中長期試算における各年度の歳出と税収等との差額が、そのまま当該年度における新規国債発行額になることを示しているものではないが、政府としては、「財政運営戦略」(平成二十二年六月二十二日閣議決定)に沿って、平成二十四年度以降の新規国債発行額について、財政健全化目標の達成へ向けて着実に縮減させることを目指し、抑制に全力を挙げることとしている。
なお、御指摘の総理の発言については、九についてで述べたとおりである。
十一について
中長期試算の成長戦略シナリオにおいては、名目長期金利の上昇等を反映して、平成三十五年度の国債費は大幅に増加することとなっており、結果として税収を上回る形となっている。このことは、成長率が高い成長戦略シナリオにおいても、平成三十五年度の財政状況は深刻であることを示している。
上記質問に対して
「財政破綻ってゆーのは・・・・
IMF管理になるとかじゃなくてぇ・・・
えっとなんかよくわからないんだけど
とにかく財政悪化で運営が困難になる?みたいな?
日銀に引き受けさせると戦後のインフラはズタズタ
生産設備ボロボロ日本中焼野原の時みたいに
ハイパーインフレになっちゃうから駄目なのぉ。
今生産能力過剰でデフレってことは秘密にしといてね。
100パーセント返せる自分からの借金でも
だってほら1000兆とかあるし?
わかんないけどなんかやばい気がするから財政再建に全力を挙げるのぉ。」
うわぁv素人以下だねこの国のトップって。
死ねよ。
全くの素人ですって方は一つだけ覚えておいてくださいね。
日本政府の借金は自国からの自国通貨での借金
「自分からの借金」であり
「自分からの借金」は「その額がいくらだろうと」
「財政が悪い」ことにはなりません。
なぜなら100パーセント返せるから。
返すのが苦しくないから。
「債権者である国民から徴税できる」政府は破綻しようがないから。
サラ金に返すための金を当のサラ金からむしれるようなものだから。
何をどう間違おうが最悪でもお金刷って返せばいいだけだから。
結局国内で循環させてるだけの話でしかないから。
財政破綻とは「外国に借りた金を返せなくなった」状態。
財政が深刻とは「外国に借りた金を返すのが苦しくて危険」な状態。
財政悪化とは「外国に借りた金を返すのが苦しくなる」こと。
日本はこんな地点から
世界で一番遠い金貸しお金持ち国です。
つまり総理大臣は存在しない「右側の危機から逃れる」ために
「左側で事故を起こしあそばされようとしている」ってことです。
前提式を「2+3」と誤解したら「4+7の正しい答え」は出てこない。
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経済はとても簡単です
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-550.html
手塚で分かる日本のハイパーインフレ
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-551.html
けーざいって簡単最終回
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-556.html
試してみよう経済ごっこ
初心者の方はどうぞ↑
溜池から水が取れない状況は、溜池から水槽に水が流れてる状態ではなく、ポンプが壊れていると見た溜池が、溜池の判断でポンプに水を流さなくなる状況です。国債を買わない溜池(金融機関)から水槽(国内市場)に水(キャッシュ)が流れている訳ではないですよ。国が国内金融機関に国債を買うよう命令することはできないので…。今は低金利政策でキャッシュ自体は国内市場に既に溢れている状態です。
国の財政が悪化して国債の信用が低下すると、国内金融機関が国債を買わなくなり、国内ではキャッシュ(水槽の水・国民の預金)の運用が困難と見た国内金融機関が、海外市場でのキャッシュ運用を行い、結果として国家の財政破綻と日本国内のデフレ不況が両方進行し、最悪の状況下で財政再建(国債が売れないため重税化)を行わなくてはならないのではないかということが心配されているのだと思います。
マクロ経済学では国内市場と国外市場の問題を考えた方がよいかと思います。日本の国債の信用はどんどん下がっていますし…。国債の信用が下がることの大きな問題は、外国の機関投資家達が、日本国が危ないと見て、日本市場からお金を引き上げてしまうことです。そうすると株価が低迷し、日本企業は打撃を受けます。
米ムーディーズ:日本国債「格下げ方向」
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110222dde007020036000c.html
国の財政が悪化することで良い状況になるという話は、インタゲ論者を含めて誰も言ってないですし、年金改革などの財政改革と国の予算の見直しで海外から足元を見られない程度に財政を少しずつ回復させる以外に解決法はないんじゃないでしょうか。
ウルトラCとしては日銀に国債を買わせる法律違反の手法がありますが、これをやると日本の円の価値が急激に低下するので、日本国民からも、海外投資家からも、FRBなどの海外機関からも、強烈なバッシングを受ける為、たぶん無理でしょう。国民にしてみれば、昨日まで百万円の買い物が出来た百万円の預金が、五十万円の買い物しかできない五十万円の預金になるようなものなので…。
さて皆さん練習問題です。
この方のコメントはどこが間違っているでしょうか?
しんきんたーいむ。
答え。
「前提条件が間違ってる」。
日本政府の財政は「全く悪くない」ですし破綻の危機もありません。
1000兆が1200兆になろうが1500兆になろうが「財政悪化」ではありません。
毎度言ってますが日本政府の1000兆の借金とは自国から自国通貨で借りた借金。
「自分から借りた借金」です。
100パーセント返せる返すのが苦しくない借金があるからと言って「財政が悪い」とは言いません。
金持ちがたまたま持ち合わせがなくて友達から1000円借りたとしても
「財政が悪い」とは言いません。
一兆円の資産を持つ大金持ちが一億円の借金をしたとしても
「財政が悪い」とは言いません。
自分のポケットから経済ごっこで1000兆円、10京円、1000亥円借りたとしても
「財政が悪い」とは言いません。
しかし収入ないプーさんが5万円
サラ金から借りたら「財政が悪い」です。
私はこの間経済ごっこで自分の右ポケットから1000兆円の借金をし
仕舞いには私の借金は10京円になってしまいましたが
何の問題もなく返済して元気にやっております。
今また経済ごっこして私の借金1000兆円になりましたが
私の財政悪いですか?
紛れもなく1000兆円の借金を負ってますよ。私個人が。
1000円札を一兆回右ポケットから借りたので。
私の財政悪いですか?財政破綻しますか?
サラ金や銀行からの借金なんか一つもなくても
私破綻の危機ありとしてS&Pとムーディーズに格付け下げられちゃいますか?
んなわけねーだろ?
100パーセント返せる「自分から借りた借金」は
その額がいくらだろうと
「財政が悪い」ことにはならない。
「財政が悪い」とは「海外からの借金を」「返すのが苦しい状態」。
「財政悪化」とは「海外からの借金をさらに返すのが苦しくなる」ということ。
「財政破綻」とは「海外からの借金を」「返せなくなった状態」。
そんな地点から世界で最も遠い日本政府の財政は
全くかけらも「悪く」ございません。
というわけで「日本の財政が悪く」「財政破綻の危機に直面している」と前提を間違えて認識しているため
間違った前提条件から派生した論理展開により「デフレ期でも財政再建」という「間違った答え」が出てくるわけです。
ちゃんと「財政が悪くない日本政府」。「デフレである日本」という前提条件から
順番に論理を組み立てなおしてくださいね。
間違っても「デフレ下でも財政再建しなければならない」を不動の絶対真理として「結論に据えて」
「どうやったらその結論につなげられるか」って考えちゃだめですよ。
それをすると
「借金を返せず→ハイパーインフレで→国債バブルで→円暴落で→国債暴落で→」の
MMRキバヤシ理論「日本滅亡」シリーズに
またあたらしい「日本破綻の前提」が生まれてくるだけですからね。
経済はとても簡単です
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-550.html
手塚で分かる日本のハイパーインフレ
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-551.html
けーざいって簡単最終回
http://barpeachpit.blog.2nt.com/blog-entry-556.html
試してみよう経済ごっこ
初心者の方はどうぞ↑
溜池から水が取れない状況は、溜池から水槽に水が流れてる状態ではなく、ポンプが壊れていると見た溜池が、溜池の判断でポンプに水を流さなくなる状況です。国債を買わない溜池(金融機関)から水槽(国内市場)に水(キャッシュ)が流れている訳ではないですよ。国が国内金融機関に国債を買うよう命令することはできないので…。今は低金利政策でキャッシュ自体は国内市場に既に溢れている状態です。
国の財政が悪化して国債の信用が低下すると、国内金融機関が国債を買わなくなり、国内ではキャッシュ(水槽の水・国民の預金)の運用が困難と見た国内金融機関が、海外市場でのキャッシュ運用を行い、結果として国家の財政破綻と日本国内のデフレ不況が両方進行し、最悪の状況下で財政再建(国債が売れないため重税化)を行わなくてはならないのではないかということが心配されているのだと思います。
マクロ経済学では国内市場と国外市場の問題を考えた方がよいかと思います。日本の国債の信用はどんどん下がっていますし…。国債の信用が下がることの大きな問題は、外国の機関投資家達が、日本国が危ないと見て、日本市場からお金を引き上げてしまうことです。そうすると株価が低迷し、日本企業は打撃を受けます。
米ムーディーズ:日本国債「格下げ方向」
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110222dde007020036000c.html
国の財政が悪化することで良い状況になるという話は、インタゲ論者を含めて誰も言ってないですし、年金改革などの財政改革と国の予算の見直しで海外から足元を見られない程度に財政を少しずつ回復させる以外に解決法はないんじゃないでしょうか。
ウルトラCとしては日銀に国債を買わせる法律違反の手法がありますが、これをやると日本の円の価値が急激に低下するので、日本国民からも、海外投資家からも、FRBなどの海外機関からも、強烈なバッシングを受ける為、たぶん無理でしょう。国民にしてみれば、昨日まで百万円の買い物が出来た百万円の預金が、五十万円の買い物しかできない五十万円の預金になるようなものなので…。
さて皆さん練習問題です。
この方のコメントはどこが間違っているでしょうか?
しんきんたーいむ。
答え。
「前提条件が間違ってる」。
日本政府の財政は「全く悪くない」ですし破綻の危機もありません。
1000兆が1200兆になろうが1500兆になろうが「財政悪化」ではありません。
毎度言ってますが日本政府の1000兆の借金とは自国から自国通貨で借りた借金。
「自分から借りた借金」です。
100パーセント返せる返すのが苦しくない借金があるからと言って「財政が悪い」とは言いません。
金持ちがたまたま持ち合わせがなくて友達から1000円借りたとしても
「財政が悪い」とは言いません。
一兆円の資産を持つ大金持ちが一億円の借金をしたとしても
「財政が悪い」とは言いません。
自分のポケットから経済ごっこで1000兆円、10京円、1000亥円借りたとしても
「財政が悪い」とは言いません。
しかし収入ないプーさんが5万円
サラ金から借りたら「財政が悪い」です。
私はこの間経済ごっこで自分の右ポケットから1000兆円の借金をし
仕舞いには私の借金は10京円になってしまいましたが
何の問題もなく返済して元気にやっております。
今また経済ごっこして私の借金1000兆円になりましたが
私の財政悪いですか?
紛れもなく1000兆円の借金を負ってますよ。私個人が。
1000円札を一兆回右ポケットから借りたので。
私の財政悪いですか?財政破綻しますか?
サラ金や銀行からの借金なんか一つもなくても
私破綻の危機ありとしてS&Pとムーディーズに格付け下げられちゃいますか?
んなわけねーだろ?
100パーセント返せる「自分から借りた借金」は
その額がいくらだろうと
「財政が悪い」ことにはならない。
「財政が悪い」とは「海外からの借金を」「返すのが苦しい状態」。
「財政悪化」とは「海外からの借金をさらに返すのが苦しくなる」ということ。
「財政破綻」とは「海外からの借金を」「返せなくなった状態」。
そんな地点から世界で最も遠い日本政府の財政は
全くかけらも「悪く」ございません。
というわけで「日本の財政が悪く」「財政破綻の危機に直面している」と前提を間違えて認識しているため
間違った前提条件から派生した論理展開により「デフレ期でも財政再建」という「間違った答え」が出てくるわけです。
ちゃんと「財政が悪くない日本政府」。「デフレである日本」という前提条件から
順番に論理を組み立てなおしてくださいね。
間違っても「デフレ下でも財政再建しなければならない」を不動の絶対真理として「結論に据えて」
「どうやったらその結論につなげられるか」って考えちゃだめですよ。
それをすると
「借金を返せず→ハイパーインフレで→国債バブルで→円暴落で→国債暴落で→」の
MMRキバヤシ理論「日本滅亡」シリーズに
またあたらしい「日本破綻の前提」が生まれてくるだけですからね。
幼稚園児でもわかる話
日本国債はほぼ国内で消化されているので大丈夫、とのことですが、
あと数年で国内の金融資産では賄えなくなると思いますがその場合はどうなるのか?
国債の価格が下落しようが金利が上がろうが、日本国内の個人や金融機関が黙って国債を持ったままでいると考えていらっしゃる根拠はなにか?
「経済を勉強されている」方とのことなので
やっぱ教授がそういうやつなんだろうなーと思いますが・・・・
マクロ経済学勉強してるくせにマクロ視点を持ってないから
「賄えなくなるなんて」奇怪な発想が出てくるんですよ。
国内の金融機関が国債買ってくれなくなったら?
結構じゃねーか。インフレ化して経済活発化して国債以外でも運用できるようになったってことだもの。
国債発行やめて財政再建すればいいだけだよ。
日本の全体像をきちんと俯瞰してみて見れば単に水槽→溜池→ポンプ→水槽の順でループしてる
一つの循環系でしかありません。
なぜならよその水槽から水を借りてたりしないから。
「ポンプ」
(政府)
↑ ↓
「溜池」← 弁 ← 「水槽」
(金融機関) (市場)
水槽(市場)ではお魚さんが泳いでいて溜池(金融機関)には水が溜まっていて
水槽や溜池にはそれを全体的に調節するポンプ(政府)がついています。
水槽と溜池の間には不思議な弁がついていて
水槽の水が少なくなると更に水槽から溜池に水が流れ込み(デフレスパイラル)
水槽の水が多くなると溜池からさらに水槽に水が流れ込む(インフレスパイラル)という
困ったシステムを持っています。
今水槽の水がどんどん少なくなっていく流れなので
ポンプが溜池から水を吸い上げて水槽に流しお魚さんが死なないようにしています。
これをもうちょっと進めて水槽の水が多くなれば溜池から水が流れ出す(インフレスパイラル)になります。
そうなったら今度は水槽があふれないようにポンプが水槽から吸い出して
溜池に流して調節してやる。
たったこれだけの話です。
国の借金とは単に「ポンプが何ℓ溜池から水を吸い上げて吐き出したか」という目盛でしかありません。
「賄えなくなったら」って要は「溜池(金融機関)から水が取れなくなったらどうするのか」ってことですが
「溜池から水が取れない状況」ってことは
「溜池から水槽に水が流れてる状態」だから取れないんですよ。
その時こそ?
そう水槽があふれないように水槽から水を吸い上げて溜池に水を返してやれば(財政再建)いいという話。
そうすりゃ皆さんがとてもヤバイものだと思ってる「ポンプの目盛1000兆ℓ」も減りますよ。
そういう全体像を理解してれば
ポンプが何ℓ溜池から水をはきだしたかなんてどうでもいいことにとらわれて
借金を返せず日本は破綻する→ハイパーインフレで日本は破綻する→
国債バブルで日本は破綻する→円暴落で日本は破綻する→
国内の金融機関で国債を買うことができなくなり破綻する=「だからデフレでも財政再建しなければ破綻する!!」
といったMMRみたいなこと言わずに済みます。
マクロ経済(特に日本の経済)なんてこの程度の話です。
全体像を把握して方向性を定める分には数式も専門用語も不要。
幼稚園児でもわかる話です。
幼稚園児じゃちょっと無理そうなら小学生でもいいぞ。
こ~~~んな簡単な話を一般人はおろか学者ですら訳が分からなくなって
経済学界や政治が混乱するほどに最大限難しく語らなきゃならないってのはね、
間違った話をなんとかかんとか
つじつま合わせようとするからおこる現象。
2+5=7は小学生でもわかる。
8+4=12も分かる。
だけど前提の式が8+4に変わっても結論の7を変えられず
「いや!!8+4でも答えは7だ!!なぜならシュレディンガーの猫が素粒子物理学的に
不確定性原理の公式を当てはめることによって(以下略)だから答えは7なんだよ!!
なに分からない?!それは君が勉強不足だからさもっと勉強したまえ!!」
となったら
この世の誰にもわかんねーんだよこんなもん。
つかこんな第一ボタンからかけ間違えた話を分かった気になっちゃアウトだよ。
ただの足し算がどんな学者でも分からない超高度な難問に見えるようになっちゃったね。
言ってる本人すら分かってねーんじゃねーのってレベルの話に変わっちまった。
「自分は学者で大学で経済も勉強してて頭がいいんだ」という自負があるなら覚えといてください。
賢者は難しい話を簡単に分かりやすく話す。
常人は分かる話を分かるように話す
愚者は簡単な話を誰にも理解できないほど
難しく話して賢いふりをし世の中を混乱させる。
大事なこと忘れてたので追記。
政治も軍事も経済もその他もろもろもすべては人間の営みです。
高度に進歩し複雑化していても「本質」はサル同然だったころと変わりません。
「物事の本質はサルでもわかるほど簡単」です。
超高度な専門用語や特殊な数式や概念を駆使しなければ説明できなかったり
説明しても一般大多数に理解させられなかったり
専門家同士が集まってるのに言ってることがてんでバラバラでまとまらないようなら
確実にどっか本質的なところで間違ってます。
あと数年で国内の金融資産では賄えなくなると思いますがその場合はどうなるのか?
国債の価格が下落しようが金利が上がろうが、日本国内の個人や金融機関が黙って国債を持ったままでいると考えていらっしゃる根拠はなにか?
「経済を勉強されている」方とのことなので
やっぱ教授がそういうやつなんだろうなーと思いますが・・・・
マクロ経済学勉強してるくせにマクロ視点を持ってないから
「賄えなくなるなんて」奇怪な発想が出てくるんですよ。
国内の金融機関が国債買ってくれなくなったら?
結構じゃねーか。インフレ化して経済活発化して国債以外でも運用できるようになったってことだもの。
国債発行やめて財政再建すればいいだけだよ。
日本の全体像をきちんと俯瞰してみて見れば単に水槽→溜池→ポンプ→水槽の順でループしてる
一つの循環系でしかありません。
なぜならよその水槽から水を借りてたりしないから。
「ポンプ」
(政府)
↑ ↓
「溜池」← 弁 ← 「水槽」
(金融機関) (市場)
水槽(市場)ではお魚さんが泳いでいて溜池(金融機関)には水が溜まっていて
水槽や溜池にはそれを全体的に調節するポンプ(政府)がついています。
水槽と溜池の間には不思議な弁がついていて
水槽の水が少なくなると更に水槽から溜池に水が流れ込み(デフレスパイラル)
水槽の水が多くなると溜池からさらに水槽に水が流れ込む(インフレスパイラル)という
困ったシステムを持っています。
今水槽の水がどんどん少なくなっていく流れなので
ポンプが溜池から水を吸い上げて水槽に流しお魚さんが死なないようにしています。
これをもうちょっと進めて水槽の水が多くなれば溜池から水が流れ出す(インフレスパイラル)になります。
そうなったら今度は水槽があふれないようにポンプが水槽から吸い出して
溜池に流して調節してやる。
たったこれだけの話です。
国の借金とは単に「ポンプが何ℓ溜池から水を吸い上げて吐き出したか」という目盛でしかありません。
「賄えなくなったら」って要は「溜池(金融機関)から水が取れなくなったらどうするのか」ってことですが
「溜池から水が取れない状況」ってことは
「溜池から水槽に水が流れてる状態」だから取れないんですよ。
その時こそ?
そう水槽があふれないように水槽から水を吸い上げて溜池に水を返してやれば(財政再建)いいという話。
そうすりゃ皆さんがとてもヤバイものだと思ってる「ポンプの目盛1000兆ℓ」も減りますよ。
そういう全体像を理解してれば
ポンプが何ℓ溜池から水をはきだしたかなんてどうでもいいことにとらわれて
借金を返せず日本は破綻する→ハイパーインフレで日本は破綻する→
国債バブルで日本は破綻する→円暴落で日本は破綻する→
国内の金融機関で国債を買うことができなくなり破綻する=「だからデフレでも財政再建しなければ破綻する!!」
といったMMRみたいなこと言わずに済みます。
マクロ経済(特に日本の経済)なんてこの程度の話です。
全体像を把握して方向性を定める分には数式も専門用語も不要。
幼稚園児でもわかる話です。
幼稚園児じゃちょっと無理そうなら小学生でもいいぞ。
こ~~~んな簡単な話を一般人はおろか学者ですら訳が分からなくなって
経済学界や政治が混乱するほどに最大限難しく語らなきゃならないってのはね、
間違った話をなんとかかんとか
つじつま合わせようとするからおこる現象。
2+5=7は小学生でもわかる。
8+4=12も分かる。
だけど前提の式が8+4に変わっても結論の7を変えられず
「いや!!8+4でも答えは7だ!!なぜならシュレディンガーの猫が素粒子物理学的に
不確定性原理の公式を当てはめることによって(以下略)だから答えは7なんだよ!!
なに分からない?!それは君が勉強不足だからさもっと勉強したまえ!!」
となったら
この世の誰にもわかんねーんだよこんなもん。
つかこんな第一ボタンからかけ間違えた話を分かった気になっちゃアウトだよ。
ただの足し算がどんな学者でも分からない超高度な難問に見えるようになっちゃったね。
言ってる本人すら分かってねーんじゃねーのってレベルの話に変わっちまった。
「自分は学者で大学で経済も勉強してて頭がいいんだ」という自負があるなら覚えといてください。
賢者は難しい話を簡単に分かりやすく話す。
常人は分かる話を分かるように話す
愚者は簡単な話を誰にも理解できないほど
難しく話して賢いふりをし世の中を混乱させる。
大事なこと忘れてたので追記。
政治も軍事も経済もその他もろもろもすべては人間の営みです。
高度に進歩し複雑化していても「本質」はサル同然だったころと変わりません。
「物事の本質はサルでもわかるほど簡単」です。
超高度な専門用語や特殊な数式や概念を駆使しなければ説明できなかったり
説明しても一般大多数に理解させられなかったり
専門家同士が集まってるのに言ってることがてんでバラバラでまとまらないようなら
確実にどっか本質的なところで間違ってます。
ちょっと転載
新世紀のビッグブラザー(三橋孝明さんのブログ)より転載
経済というより社会論といった気がしますが興味深かったので
是非読んでみてください。
「「TPP」で世界は亡ぶ」 京都大学教授 藤井聡
我が国にはどういう訳か、「自由貿易は善」であり、その自由貿易の対立概念である「保護貿易は悪」であると、頑なに信じて疑わない人が多い。こういう人々は、例えばTPPへの加入がどれだけ我が国の国益を損ねることを明示しても、どこかで「本来は、TPPへ加入すべきなのだ」という信念を捨てきれないようである。その背景には、「自由貿易は全体の利益に繋がる一方で、保護貿易は一国の利益に資するものにしか過ぎない、したがって、保護貿易は“不道徳”だが、自由貿易は“道徳的”だ」という思いこみがあるようだ。つまり関税が存在することそのものが彼らにとって「悪」なのであり、その完全撤廃をもたらすTPPは「善」なのである。
しかし、「過激」な自由貿易は、究極的には日本を含めた様々な国々を「亡ぼす」。それは次の理由による。
1)それぞれの国々のローカルな諸産業・諸企業は、それぞれの国々の雇用を守ると同時に、ローカルな文化、伝統、慣習を保存させる機能を持っている、
2)一方で、過度な自由貿易の導入は、それぞれの国々のローカルな諸産業・諸企業を、グローバルな諸企業との競争に晒す事を通して、衰退させ、最終的に壊滅させる、
3)それ故、「過激」な自由貿易は、各国の伝統、文化、慣習を破壊し、そして、最終的には雇用を喪失させることを通して、その国を根底から熔解させ、究極的には「亡ぼす」。
自由貿易がこうした「亡国」のリスクすらもたらすものである以上、それを「善」と呼ぶこと自体、不道徳であると言えそうだ。
しかし、自由貿易の「不道徳性」は、こうした「亡国」のリスクを各国にもたらすからだけなのではない。過激な自由貿易は「亡国」どころか「世界を亡ぼす」リスクを高めてしまうのだ。
その理由は、「進化論」、とりわけ集団と個体のそれぞれでの2つのレベルでの淘汰過程を想定する「階層淘汰論」と呼ばれるものから演繹される(※)。少々複雑な論証となるが(一つ一つの論理展開は単純なものであるので)、以下にその概要を説明することとしよう。
1)我々の社会には、自分勝手な「利己主義」と、他人を思いやる協力的な「利他主義」の二種類がある。企業で言えば、金儲けの事ばかりを考え、時に顧客を裏切るような「裏切り者」の企業が「利己主義」で、金儲け主義に走らずに顧客や労働者の幸福を願う気持ちを忘れない「正直者」の企業が「利他主義」だ。
2)利他主義と利己主義が直接競争をすると、究極的には「利己主義」が勝利し、「利他主義者」が「淘汰」される(つまり、「正直者はバカを見る」)。したがって、彼らが閉じた国の中にいるなら、利他主義者は「淘汰」され、最終的にその国は「利己主義者ばかりの国」となる。
3)しかし、「国々の競争」があれば、状況は一変する。なぜなら、「利己主義者が優越する国」(裏切り者の国)では人々は協力せず、奪い合い、多くの富を生み出すことに失敗し「貧しく」なっていく一方で、「利他主義者が優越する国」(正直者の国)は、人々が協力し合い、多くの富を生み出し「豊か」になっていく。だから、「国々の競争」があれば、長い時間の果てに「裏切り者の国」は「正直者の国」に敗れ、「淘汰」されていく。
4)つまり、「個体同士の競争」では「正直者」が淘汰され、「集団同士の競争」では「裏切り者」が淘汰される。だから、世の中に「正直者」と「裏切り者」が共存しているのは、「個体同士の戦い」と「集団同士の戦い」の双方が同時に存在しているからなのである。
5)ところが、過激な自由貿易の推進、グローバリゼーションの徹底は、「国境」を熔解させ、この世界から「国々の競争」を消滅させ、「個体同士の競争」(たとえば企業間の競争)を激化させていく。
6)これはつまり、この世界に「正直もの」が生き残る重要な契機が一つ失われてしまう事を意味している。その結果、過激な自由貿易の推進=グローバリゼーションによって、世界が「利己主義者」に支配されることを加速する。つまり、グローバリゼーションによる国境の熔解によって、「裏切り者=利己主義者の暴走」に歯止めがきかなくなるのである。こうして、この世から「正直者」が姿を消し、世界は「裏切り者=利己主義者」で埋め尽くされていくこととなる。
7)その結果、世界中で裏切り合いや奪い合いが横行し、世界全体が「貧しく」なり、世界中の人々の幸福水準が大幅に低下してしまう。
この様に、人々が協力し合い、人々が安心して豊かに暮らすためにどうしても求められている利他主義や正直者、ひいては思いやりや道徳といったものは、「個体間競争」と「集団間競争」の間の「適切なバランス」があって初めて、この世から全て蒸発することなく存続していくことが可能となるのである。
そして21世紀の現在、そうしたバランスを保つためには「国境」は不可欠なのだ。
国境が無くなれば、国家という次元の「集団間競争」がこの世から消滅する。そうなれば、個体間競争だけになり「正直者の企業」がこの世に生き残ることができなくなる。結果、グローバル企業だけが生き残り、世界中の人々が不幸な暮らしを強いられるようになる。
例えば世界各国の労働分配率(売り上げに占める賃金の割合)は、グローバリゼーションが進行するに伴って、低下し続けている(例えば、中国や韓国は、その具体例だ。そして、TPPに我が国が加入すれば、我が国の国民も早晩、そうした憂き目に遭うであろうことは間違いない)。これは、労働者達の豊かな暮らしにも配慮する「正直者企業」が、グローバリゼーションの進行によって、企業利益のみを追求する裏切り者企業に敗北し、「淘汰」されていく現実を意味しているのだ。
つまり、国境をなくす程の「過激」な自由貿易の推進は、一つ一つの国々を亡ぼすだけでない。この世界において、あらゆる次元の「正直者」を駆逐し、「裏切り者」をはびこらせることとなる。そして究極的には、TPPに象徴される過剰な自由貿易は、世界中の人々を不幸の淵に突き落とし、世界そのものを亡ぼす危険性を秘めているのである。
これこそ、自由貿易に潜む「不道徳さ」の本質なのだ。
だからこそ、「自由貿易はとにかく善きことなのだ」などという陳腐で軽薄な思いこみや、「平成の開国」などという、空々しい勇ましさなるものは、「不道徳の極み」と唾棄すべきものと見定めねばならないのである。そして、日本の存続のみならず、この世界の存続そのもののためにも、我々は「個体間競争と集団間競争の間の適切なバランス」、ひいては「適度な自由貿易と保護貿易のバランス」を考え続けなければならないのである。
※ (この理論の詳細は『なぜ正直者は得をするのか』(幻冬舎)を参照されたい)
引用終わり
短期的には「嘘吐きな利己主義者」は「正直な利他主義者」を圧倒する。
騙して奪うことができる。
そしてそれが多ければ「正直な利他主義者」は駆逐されていく。
しかし長期的な目で見ると「嘘吐きな利己主義者」の集団は内部で奪い合い
協力が成立せず全体的には貧しくなっていき「騙して搾取するための富自体」がなくなっていく。
「正直な利他主義者」の集団では協力が成立し
例え個人的、短期的に「嘘吐きな利己主義者」に奪われることはあっても
長期的、全体的にみれば集団自体が栄え豊かになる。と。
うーん。感覚としては理解してたけど
ちゃんと論理で明確にしてもらってすっきりしましたです。
ただしこの理屈は全体主義や社会主義、共産主義を肯定するものでないことに注意。
「社会システム」ではなく「教育」によって
「人間自体」が「自発的に」そういう意志を持たねば成立しない話です。
社会システムでこれを実現しようとするとソ連や中国になります。
そういう意味じゃ昔話とかマンガって教科書より大事な教科書なんだなぁ・・・
こういうことをキャラクターのシュミレーションによって感覚で教えてくれるんだから。
経済というより社会論といった気がしますが興味深かったので
是非読んでみてください。
「「TPP」で世界は亡ぶ」 京都大学教授 藤井聡
我が国にはどういう訳か、「自由貿易は善」であり、その自由貿易の対立概念である「保護貿易は悪」であると、頑なに信じて疑わない人が多い。こういう人々は、例えばTPPへの加入がどれだけ我が国の国益を損ねることを明示しても、どこかで「本来は、TPPへ加入すべきなのだ」という信念を捨てきれないようである。その背景には、「自由貿易は全体の利益に繋がる一方で、保護貿易は一国の利益に資するものにしか過ぎない、したがって、保護貿易は“不道徳”だが、自由貿易は“道徳的”だ」という思いこみがあるようだ。つまり関税が存在することそのものが彼らにとって「悪」なのであり、その完全撤廃をもたらすTPPは「善」なのである。
しかし、「過激」な自由貿易は、究極的には日本を含めた様々な国々を「亡ぼす」。それは次の理由による。
1)それぞれの国々のローカルな諸産業・諸企業は、それぞれの国々の雇用を守ると同時に、ローカルな文化、伝統、慣習を保存させる機能を持っている、
2)一方で、過度な自由貿易の導入は、それぞれの国々のローカルな諸産業・諸企業を、グローバルな諸企業との競争に晒す事を通して、衰退させ、最終的に壊滅させる、
3)それ故、「過激」な自由貿易は、各国の伝統、文化、慣習を破壊し、そして、最終的には雇用を喪失させることを通して、その国を根底から熔解させ、究極的には「亡ぼす」。
自由貿易がこうした「亡国」のリスクすらもたらすものである以上、それを「善」と呼ぶこと自体、不道徳であると言えそうだ。
しかし、自由貿易の「不道徳性」は、こうした「亡国」のリスクを各国にもたらすからだけなのではない。過激な自由貿易は「亡国」どころか「世界を亡ぼす」リスクを高めてしまうのだ。
その理由は、「進化論」、とりわけ集団と個体のそれぞれでの2つのレベルでの淘汰過程を想定する「階層淘汰論」と呼ばれるものから演繹される(※)。少々複雑な論証となるが(一つ一つの論理展開は単純なものであるので)、以下にその概要を説明することとしよう。
1)我々の社会には、自分勝手な「利己主義」と、他人を思いやる協力的な「利他主義」の二種類がある。企業で言えば、金儲けの事ばかりを考え、時に顧客を裏切るような「裏切り者」の企業が「利己主義」で、金儲け主義に走らずに顧客や労働者の幸福を願う気持ちを忘れない「正直者」の企業が「利他主義」だ。
2)利他主義と利己主義が直接競争をすると、究極的には「利己主義」が勝利し、「利他主義者」が「淘汰」される(つまり、「正直者はバカを見る」)。したがって、彼らが閉じた国の中にいるなら、利他主義者は「淘汰」され、最終的にその国は「利己主義者ばかりの国」となる。
3)しかし、「国々の競争」があれば、状況は一変する。なぜなら、「利己主義者が優越する国」(裏切り者の国)では人々は協力せず、奪い合い、多くの富を生み出すことに失敗し「貧しく」なっていく一方で、「利他主義者が優越する国」(正直者の国)は、人々が協力し合い、多くの富を生み出し「豊か」になっていく。だから、「国々の競争」があれば、長い時間の果てに「裏切り者の国」は「正直者の国」に敗れ、「淘汰」されていく。
4)つまり、「個体同士の競争」では「正直者」が淘汰され、「集団同士の競争」では「裏切り者」が淘汰される。だから、世の中に「正直者」と「裏切り者」が共存しているのは、「個体同士の戦い」と「集団同士の戦い」の双方が同時に存在しているからなのである。
5)ところが、過激な自由貿易の推進、グローバリゼーションの徹底は、「国境」を熔解させ、この世界から「国々の競争」を消滅させ、「個体同士の競争」(たとえば企業間の競争)を激化させていく。
6)これはつまり、この世界に「正直もの」が生き残る重要な契機が一つ失われてしまう事を意味している。その結果、過激な自由貿易の推進=グローバリゼーションによって、世界が「利己主義者」に支配されることを加速する。つまり、グローバリゼーションによる国境の熔解によって、「裏切り者=利己主義者の暴走」に歯止めがきかなくなるのである。こうして、この世から「正直者」が姿を消し、世界は「裏切り者=利己主義者」で埋め尽くされていくこととなる。
7)その結果、世界中で裏切り合いや奪い合いが横行し、世界全体が「貧しく」なり、世界中の人々の幸福水準が大幅に低下してしまう。
この様に、人々が協力し合い、人々が安心して豊かに暮らすためにどうしても求められている利他主義や正直者、ひいては思いやりや道徳といったものは、「個体間競争」と「集団間競争」の間の「適切なバランス」があって初めて、この世から全て蒸発することなく存続していくことが可能となるのである。
そして21世紀の現在、そうしたバランスを保つためには「国境」は不可欠なのだ。
国境が無くなれば、国家という次元の「集団間競争」がこの世から消滅する。そうなれば、個体間競争だけになり「正直者の企業」がこの世に生き残ることができなくなる。結果、グローバル企業だけが生き残り、世界中の人々が不幸な暮らしを強いられるようになる。
例えば世界各国の労働分配率(売り上げに占める賃金の割合)は、グローバリゼーションが進行するに伴って、低下し続けている(例えば、中国や韓国は、その具体例だ。そして、TPPに我が国が加入すれば、我が国の国民も早晩、そうした憂き目に遭うであろうことは間違いない)。これは、労働者達の豊かな暮らしにも配慮する「正直者企業」が、グローバリゼーションの進行によって、企業利益のみを追求する裏切り者企業に敗北し、「淘汰」されていく現実を意味しているのだ。
つまり、国境をなくす程の「過激」な自由貿易の推進は、一つ一つの国々を亡ぼすだけでない。この世界において、あらゆる次元の「正直者」を駆逐し、「裏切り者」をはびこらせることとなる。そして究極的には、TPPに象徴される過剰な自由貿易は、世界中の人々を不幸の淵に突き落とし、世界そのものを亡ぼす危険性を秘めているのである。
これこそ、自由貿易に潜む「不道徳さ」の本質なのだ。
だからこそ、「自由貿易はとにかく善きことなのだ」などという陳腐で軽薄な思いこみや、「平成の開国」などという、空々しい勇ましさなるものは、「不道徳の極み」と唾棄すべきものと見定めねばならないのである。そして、日本の存続のみならず、この世界の存続そのもののためにも、我々は「個体間競争と集団間競争の間の適切なバランス」、ひいては「適度な自由貿易と保護貿易のバランス」を考え続けなければならないのである。
※ (この理論の詳細は『なぜ正直者は得をするのか』(幻冬舎)を参照されたい)
引用終わり
短期的には「嘘吐きな利己主義者」は「正直な利他主義者」を圧倒する。
騙して奪うことができる。
そしてそれが多ければ「正直な利他主義者」は駆逐されていく。
しかし長期的な目で見ると「嘘吐きな利己主義者」の集団は内部で奪い合い
協力が成立せず全体的には貧しくなっていき「騙して搾取するための富自体」がなくなっていく。
「正直な利他主義者」の集団では協力が成立し
例え個人的、短期的に「嘘吐きな利己主義者」に奪われることはあっても
長期的、全体的にみれば集団自体が栄え豊かになる。と。
うーん。感覚としては理解してたけど
ちゃんと論理で明確にしてもらってすっきりしましたです。
ただしこの理屈は全体主義や社会主義、共産主義を肯定するものでないことに注意。
「社会システム」ではなく「教育」によって
「人間自体」が「自発的に」そういう意志を持たねば成立しない話です。
社会システムでこれを実現しようとするとソ連や中国になります。
そういう意味じゃ昔話とかマンガって教科書より大事な教科書なんだなぁ・・・
こういうことをキャラクターのシュミレーションによって感覚で教えてくれるんだから。
試してみよう経済ごっこ
なんか久しぶりにすごいアクセス数だな。
どっか晒されたか?
つーわけで調子に乗って経済って簡単シリーズ
「マスコミが嘘を100回広めたなら本当のことを1000回繰り返そう」キャンペーン。
今日は実験
「日本政府の財政がどういうことなのか簡単に分かる経済ごっこ」です。
散々日本は財政危機だ財政破綻すると何年もかけて刷り込まれた方には
一言「いや違うよ」と言われても納得しにくいでしょう。
納得できない方はやってみてください。
まず用意するのは1000円札一枚。
テーブル。銀行を表す何か適当な箱。
テーブルは市場、民間の企業や個人などです。
銀行は国債を買っている金融機関を意味します。
最初はテーブルに1000円札を置いてください。
そしてテーブルは現在デフレになりました。
デフレでは物価が下がりその分「お金の価値」が上がるので
誰も借金をしたがらず借金を返したがり貯金したがる状態です。
ゆえに銀行に資金が溜まっていきます。
1000円札を銀行においてください。
そうこうするうちにもテーブルはデフレなのでどんどん銀行にお金がたまり
銀行はテーブルが借りてくれないので預金の貸出先がなく困ってます。
銀行はこの1000円を貸したくて仕方ありません。
一方テーブルは皆が銀行に預金するので流通するお金がどんどん少なくなり
お金の価値が上がる一方、物価は下がる一方、
モノが売れず値下げに対応できなかったり借金負担増大に耐えられなかった小さな企業から潰れ
倒産企業や自殺者、失業者が出始めてます。
銀行も悲鳴を上げています。今銀行においてある1000円は銀行が預金という形で押し付けられた
「銀行の強制借金」なのです。
どこかにこれを貸し出して利息を受け取らないと銀行が預金を返還できず破綻してしまうのに
テーブルはデフレなので借りてくれません。
政府はあなたで今借金はゼロです。
さて政府であるあなたはどうしてあげればいいですか?
そうですね。銀行の1000円を国債で借りてあげればいい。
これでひとまず銀行は安心です。
政府の借金は1000円になりました。
利息を付けて返さなければなりませんが銀行がお願いだから借りて!!
と言って借りたようなものなので利息はとても低いです。
いま日本国債の金利がとても低いのはこんな感じの理由です。
銀行など金融機関が運用先なくて我先に国債に群がり
国債は出したそばから捌けていくので金利が低いのです。
さて、ここであなたはこの借りた1000円をどうしましょうか。
テーブルは今デフレで失業や倒産などで国民が悲鳴を上げてます。
流通するお金が足りなくてヒィヒィ言ってるのです。
そうですね。この1000円を使って公共事業で雇用を作ってやるなり
定額給付金などで購買意欲を刺激するなり減税して足りなくなった分を
この1000円で埋めてやったり・・・・と
どんな形でもいいからこの1000円をテーブルに流してやればよろしい。
テーブルに1000円を置いてください。
テーブルに1000円を置いた分デフレはやや持ち直しました。
しかしまだデフレです。
デフレなのでまたこの1000円は銀行に預けられてしまいます。
1000円を銀行に移してください。
あなたの借金は1000円でテーブルはデフレ、銀行はまた1000円がたまってます。
さてあなたはどうしたらいいでしょう?
借金があるのが気持ち悪いからテーブルから増税して銀行へ借金を返す
「財政再建」をすべきでしょうか?
それはダメです。
今見ての通りテーブルの上にはお金がないのです。
ない金をさらに取りあげたらテーブルのデフレはさらに悪化してしまいます。
銀行からテーブルに金が移ってくれればいいのですが
デフレなのでテーブルは銀行からお金を借りてはくれません。
インフレになれば借りてくれるのですが・・・
テーブルが「デフレ」である限りそれは無理です。
仕方ありませんね。
再び銀行から1000円を借りテーブルに流しましょう。
あなたの借金は2000円です。
ここで一つ気が付きませんか?
実際にあるお金は1000円だけなのに
あなたには2000円の借金とその利息を払う義務があります。
その借金や利息の分だけ「お金」が「増えたことになって」いますね。
これを「信用創造」と言います。
誰かが「借金」をすると
実際のお金の量は増えていないのに「お金が増えたことになる」んです。
逆に借金を返すと信用創造の分は消滅し
本来あるお金だけになります。
そしてもう一つ気が付きませんか?
今テーブルはデフレ。
テーブルにお金が少なくて困ってるのです。
テーブルの皆が銀行に借金を返すことで
信用創造でできた幻想のお金も無くなっているのです。
そしてあなたは銀行から借りています。
銀行はテーブルから借りて(預金)います。
あなたが払うことになっている利子はテーブルの国民のものなのです。
そしてあなたは政府なのでそのテーブルから税金を取立てることができるのです。
まだテーブルはデフレですが
前よりましになっています。
あなたの2000円の借金の分全体のお金の量が「増えた」ことになっているからです。
何となくからくりが見えてきましたね。
こっからは時間を加速してガンガン国債発行してみましょう
1000円札を一兆回今までと同じループで回したとすると
あなたの借金は今のリアルの日本政府と同じ1000兆円になります。
目の前には1000円しかないんですが不思議な話ですね。
あなたには確かに1000兆円の借金があり
テーブルには1000兆円分の債権があります。
銀行には1000兆円の利息からテーブルに利息として払う分を引いた利益があります。
テーブルは目には見えなくとも1000兆円のお金であふれかえっているのです。
もうさすがにこれだけ全体のお金の量が増えたらデフレは脱却しつつあるようです。
デフレ脱却しつつはあってもまだデフレではあります。いま日本はここですね。
さぁ、ではあなたはどうしますか?
A、1000兆も借金があるんだぞ!!このままでは財政破綻だ!!増税して支出を減らし財政再建だ!!
B、完全にデフレ脱却してインフレにし、テーブルが銀行からお金を借りるようになって
テーブルの経済活動が活発化し、そっちで信用創造が行われるようになってから
その結果起こる政府の増収によって財政再建、
インフレが過熱するようなら増税して財政再建を加速させ政府の借金を減らし
「信用(創造でできた幻想の)貨幣の消滅によって」
全体の金の量を少なくしてインフレ過熱を抑えよう。
Aを選んだあなた。せっかく脱却しかけたデフレが財政再建と増税によって
悪化しますのでまた先ほどまでと同じことをやり直す羽目になります。
ちなみにテーブル上では人が首つって死んでますよ。
そうですね。
Bですよね。
さてもう2000億回くらいループしたとして
あなたの借金は1200兆になりました。
流石にお金の量が多くなってテーブルはインフレ化したようです。
テーブルが銀行から借金をし始め貯金は下ろされます。
インフレになると物価が上がり、お金の価値は低くなっていくので
貯金してると損、借金すると得だからです。
さぁそれでは財政再建を始めましょうか。
インフレなので経済活動は活発化し税収は上がりますので
1000円を銀行に返してやってください。
銀行は返されたお金をテーブルに貸し出します。
インフレなので銀行からテーブルにお金が流れるようになったのです。
1000円を銀行からテーブルに移してください。
テーブルには1000円があります。しかし今インフレなのです。
政府の借金1200兆+テーブルが銀行から行う借金ではお金の量が多すぎます。
1000円がテーブルにあったらテーブルはインフレが過熱しすぎてしまいます。
こうしている間にもテーブルでは見えないお金が増え続けているのです。
さてあなたはどうすればいいでしょう?
そう増税ですね。
1000円をテーブルから税金として徴収しましょう。
そしてテーブルが借金をしてる分政府であるあなたは借金を減らさなければなりません。
そう銀行に返せばいいのですね。
今度は逆のループを利子分含めて一兆2000億と数千万回ほど逆ループしましょう。
あなたの借金はきれいになくなり
手元には1000円だけが残っています。
またテーブルがデフレになれば借金をし、インフレになれば財政再建。
これが国家が存続する限り延々と続くのです。
デフレなのに財政再建をしたりインフレなのに国債発行をしたりしたら
テーブルがえらい目にあいますがやるべき時にやるべきことを行えば淡々とことは進み終わります。
さて天文学的な額を操作する気分はいかがでしたでしょうか。
1000兆とかそんな借金を背負って立ち回り終わって見れば手元に残った1000円札・・・・
なんだか壮大な夢から覚めたような不思議な気分ですね。
じゃそろそろリアルの話に戻りましょう。
この経済ごっこをしてる間あなたには破綻の危機が一つでもあったでしょうか。
サラ金が借金返せとあなたの家のドアをたたいたでしょうか。
その可能性がかけらでもあったでしょうか。
別に1000兆ではなく100京でも1000亥でも無量大数までやっても構いませんが
どこまでやればあなたは破綻したでしょうか。
テーブルの上もインフレなのに国債発行したりデフレなのに増税で財政再建したりしなければ
安定して回っていたはずです。
これが日本の現状で
日本政府の財政赤字の正体です。
ギリシャとかは財政赤字でピンチだって?
ええそうですね。
彼らは自国から借りているのではなく外国から借りているのでピンチなのです。
ギリシャの気分を経済ごっこで味わう方法もありますよ。
簡単です。
今からサラ金に行って借りられるだけ借りて全部浪費してこいv
日本とギリシャの違いが身に染みてわかります。
どっか晒されたか?
つーわけで調子に乗って経済って簡単シリーズ
「マスコミが嘘を100回広めたなら本当のことを1000回繰り返そう」キャンペーン。
今日は実験
「日本政府の財政がどういうことなのか簡単に分かる経済ごっこ」です。
散々日本は財政危機だ財政破綻すると何年もかけて刷り込まれた方には
一言「いや違うよ」と言われても納得しにくいでしょう。
納得できない方はやってみてください。
まず用意するのは1000円札一枚。
テーブル。銀行を表す何か適当な箱。
テーブルは市場、民間の企業や個人などです。
銀行は国債を買っている金融機関を意味します。
最初はテーブルに1000円札を置いてください。
そしてテーブルは現在デフレになりました。
デフレでは物価が下がりその分「お金の価値」が上がるので
誰も借金をしたがらず借金を返したがり貯金したがる状態です。
ゆえに銀行に資金が溜まっていきます。
1000円札を銀行においてください。
そうこうするうちにもテーブルはデフレなのでどんどん銀行にお金がたまり
銀行はテーブルが借りてくれないので預金の貸出先がなく困ってます。
銀行はこの1000円を貸したくて仕方ありません。
一方テーブルは皆が銀行に預金するので流通するお金がどんどん少なくなり
お金の価値が上がる一方、物価は下がる一方、
モノが売れず値下げに対応できなかったり借金負担増大に耐えられなかった小さな企業から潰れ
倒産企業や自殺者、失業者が出始めてます。
銀行も悲鳴を上げています。今銀行においてある1000円は銀行が預金という形で押し付けられた
「銀行の強制借金」なのです。
どこかにこれを貸し出して利息を受け取らないと銀行が預金を返還できず破綻してしまうのに
テーブルはデフレなので借りてくれません。
政府はあなたで今借金はゼロです。
さて政府であるあなたはどうしてあげればいいですか?
そうですね。銀行の1000円を国債で借りてあげればいい。
これでひとまず銀行は安心です。
政府の借金は1000円になりました。
利息を付けて返さなければなりませんが銀行がお願いだから借りて!!
と言って借りたようなものなので利息はとても低いです。
いま日本国債の金利がとても低いのはこんな感じの理由です。
銀行など金融機関が運用先なくて我先に国債に群がり
国債は出したそばから捌けていくので金利が低いのです。
さて、ここであなたはこの借りた1000円をどうしましょうか。
テーブルは今デフレで失業や倒産などで国民が悲鳴を上げてます。
流通するお金が足りなくてヒィヒィ言ってるのです。
そうですね。この1000円を使って公共事業で雇用を作ってやるなり
定額給付金などで購買意欲を刺激するなり減税して足りなくなった分を
この1000円で埋めてやったり・・・・と
どんな形でもいいからこの1000円をテーブルに流してやればよろしい。
テーブルに1000円を置いてください。
テーブルに1000円を置いた分デフレはやや持ち直しました。
しかしまだデフレです。
デフレなのでまたこの1000円は銀行に預けられてしまいます。
1000円を銀行に移してください。
あなたの借金は1000円でテーブルはデフレ、銀行はまた1000円がたまってます。
さてあなたはどうしたらいいでしょう?
借金があるのが気持ち悪いからテーブルから増税して銀行へ借金を返す
「財政再建」をすべきでしょうか?
それはダメです。
今見ての通りテーブルの上にはお金がないのです。
ない金をさらに取りあげたらテーブルのデフレはさらに悪化してしまいます。
銀行からテーブルに金が移ってくれればいいのですが
デフレなのでテーブルは銀行からお金を借りてはくれません。
インフレになれば借りてくれるのですが・・・
テーブルが「デフレ」である限りそれは無理です。
仕方ありませんね。
再び銀行から1000円を借りテーブルに流しましょう。
あなたの借金は2000円です。
ここで一つ気が付きませんか?
実際にあるお金は1000円だけなのに
あなたには2000円の借金とその利息を払う義務があります。
その借金や利息の分だけ「お金」が「増えたことになって」いますね。
これを「信用創造」と言います。
誰かが「借金」をすると
実際のお金の量は増えていないのに「お金が増えたことになる」んです。
逆に借金を返すと信用創造の分は消滅し
本来あるお金だけになります。
そしてもう一つ気が付きませんか?
今テーブルはデフレ。
テーブルにお金が少なくて困ってるのです。
テーブルの皆が銀行に借金を返すことで
信用創造でできた幻想のお金も無くなっているのです。
そしてあなたは銀行から借りています。
銀行はテーブルから借りて(預金)います。
あなたが払うことになっている利子はテーブルの国民のものなのです。
そしてあなたは政府なのでそのテーブルから税金を取立てることができるのです。
まだテーブルはデフレですが
前よりましになっています。
あなたの2000円の借金の分全体のお金の量が「増えた」ことになっているからです。
何となくからくりが見えてきましたね。
こっからは時間を加速してガンガン国債発行してみましょう
1000円札を一兆回今までと同じループで回したとすると
あなたの借金は今のリアルの日本政府と同じ1000兆円になります。
目の前には1000円しかないんですが不思議な話ですね。
あなたには確かに1000兆円の借金があり
テーブルには1000兆円分の債権があります。
銀行には1000兆円の利息からテーブルに利息として払う分を引いた利益があります。
テーブルは目には見えなくとも1000兆円のお金であふれかえっているのです。
もうさすがにこれだけ全体のお金の量が増えたらデフレは脱却しつつあるようです。
デフレ脱却しつつはあってもまだデフレではあります。いま日本はここですね。
さぁ、ではあなたはどうしますか?
A、1000兆も借金があるんだぞ!!このままでは財政破綻だ!!増税して支出を減らし財政再建だ!!
B、完全にデフレ脱却してインフレにし、テーブルが銀行からお金を借りるようになって
テーブルの経済活動が活発化し、そっちで信用創造が行われるようになってから
その結果起こる政府の増収によって財政再建、
インフレが過熱するようなら増税して財政再建を加速させ政府の借金を減らし
「信用(創造でできた幻想の)貨幣の消滅によって」
全体の金の量を少なくしてインフレ過熱を抑えよう。
Aを選んだあなた。せっかく脱却しかけたデフレが財政再建と増税によって
悪化しますのでまた先ほどまでと同じことをやり直す羽目になります。
ちなみにテーブル上では人が首つって死んでますよ。
そうですね。
Bですよね。
さてもう2000億回くらいループしたとして
あなたの借金は1200兆になりました。
流石にお金の量が多くなってテーブルはインフレ化したようです。
テーブルが銀行から借金をし始め貯金は下ろされます。
インフレになると物価が上がり、お金の価値は低くなっていくので
貯金してると損、借金すると得だからです。
さぁそれでは財政再建を始めましょうか。
インフレなので経済活動は活発化し税収は上がりますので
1000円を銀行に返してやってください。
銀行は返されたお金をテーブルに貸し出します。
インフレなので銀行からテーブルにお金が流れるようになったのです。
1000円を銀行からテーブルに移してください。
テーブルには1000円があります。しかし今インフレなのです。
政府の借金1200兆+テーブルが銀行から行う借金ではお金の量が多すぎます。
1000円がテーブルにあったらテーブルはインフレが過熱しすぎてしまいます。
こうしている間にもテーブルでは見えないお金が増え続けているのです。
さてあなたはどうすればいいでしょう?
そう増税ですね。
1000円をテーブルから税金として徴収しましょう。
そしてテーブルが借金をしてる分政府であるあなたは借金を減らさなければなりません。
そう銀行に返せばいいのですね。
今度は逆のループを利子分含めて一兆2000億と数千万回ほど逆ループしましょう。
あなたの借金はきれいになくなり
手元には1000円だけが残っています。
またテーブルがデフレになれば借金をし、インフレになれば財政再建。
これが国家が存続する限り延々と続くのです。
デフレなのに財政再建をしたりインフレなのに国債発行をしたりしたら
テーブルがえらい目にあいますがやるべき時にやるべきことを行えば淡々とことは進み終わります。
さて天文学的な額を操作する気分はいかがでしたでしょうか。
1000兆とかそんな借金を背負って立ち回り終わって見れば手元に残った1000円札・・・・
なんだか壮大な夢から覚めたような不思議な気分ですね。
じゃそろそろリアルの話に戻りましょう。
この経済ごっこをしてる間あなたには破綻の危機が一つでもあったでしょうか。
サラ金が借金返せとあなたの家のドアをたたいたでしょうか。
その可能性がかけらでもあったでしょうか。
別に1000兆ではなく100京でも1000亥でも無量大数までやっても構いませんが
どこまでやればあなたは破綻したでしょうか。
テーブルの上もインフレなのに国債発行したりデフレなのに増税で財政再建したりしなければ
安定して回っていたはずです。
これが日本の現状で
日本政府の財政赤字の正体です。
ギリシャとかは財政赤字でピンチだって?
ええそうですね。
彼らは自国から借りているのではなく外国から借りているのでピンチなのです。
ギリシャの気分を経済ごっこで味わう方法もありますよ。
簡単です。
今からサラ金に行って借りられるだけ借りて全部浪費してこいv
日本とギリシャの違いが身に染みてわかります。